月曜日, 8月 02, 2010

専門家頑張れ!英語より国語が大事

小学生の英語教育 親は片言 子供に日常会話期待

 小学5、6年生の授業で「外国語活動」(英語)が必修になる来春を前に、小学生を対象とした「児童英検」が注目を集めている。受験した児童と保護者を調査した結果、保護者の半数以上が自身の英語レベルを「片言(かたこと)」以下と回答したにもかかわらず、9割以上が子供には「日常会話以上」の英語力を要求していることが判明した。英語教育に対する期待は高まるばかり。専門家からは「英語教育も重要だが、保護者には、小学生段階ではきちんとした国語を学ぶことが大事だということに注意してほしい」という声があがっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100802-00000540-san-soci


英語の早期教育なんてまだ議論しているんですね。

英語なんて中学からで十分なのに。

小学生から英語を学ばせてはいけないとは思いませんが、その時期は読書でもした方が有意義だと思います。

第一言語の能力が低い人が第二言語を十分に扱うのは難しいですからね。

例えば、英語の文法体形を理解するには、高いレベルの第一言語能力が必要です。

目的語とか補語とか文型という概念を理解するには、高いレベルの日本語能力が備わっていないといけません。

ネイティブとして育てる場合を除いて、文法の概念が身につかない英語なんて全く使い物になりませんからね。

それに、英文法を体系的に身につけておいた場合、他言語に応用できるというメリットがあります。

英語の文法概念が体系的に分かっていれば、フランス語・スペイン語・中国語などを理解するのも容易になります。

その証拠に、英語以外の言語の文法解説では、英語と比較して解説をすることが多いようですから。

片言の英語しか出来ない親になんて振り回されないで、それなりの見識を持った人が決める方が理にかなっていると思うんだけどなあ。

0 件のコメント: